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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事

「あッ゛ッ!」
ビクビクっと大きく体を震わせて、ロゼッタは絶頂を迎えた。目は見開いたままだったが、若干視線は蓮から逸れてしまった。
膣口から大量の媚蜜が溢れ、ショーツに収まりきらなかった媚蜜がショーツと太ももの隙間から漏れ出し、足を伝っていく。
絶頂を迎え、気が緩んでしまったのか、ロゼッタの足の力が抜ける。支えを失い、揺らついた彼女の身体は、ベッドから立ち上がった蓮の腕に当然のように収まったのだった。
「気持ち良かったか?」
ロゼッタの耳に問い掛ける蓮の声は甘ったるかった。
「はい、とっても....気持ち良かったです。
ま、満足です。」
「ハッ、満足だって?俺は指しか使ってねえし、しかも下着越しだ。こんなの、思春期のガキのお遊びみてえなもんだろう?そんな中途半端な刺激で本当にお前は満足出来たのか?」
ロゼッタはグッと唇を噛み締めた。
脳裏に真っ先に思い浮かんだのは、“いいえ”だった。
違います、とすぐさま返答出来ないのは羞恥心が邪魔をしたというよりも、その答えで正しいのか分からない為だ。
本心ではなく建前を言う事に慣れてしまった彼女の脳は、この状況下で本心を言っていいものなのか悩んでいるのである。
「....貴方様が良いのなら、私も....。」
大体こう言えば大丈夫だった。
ロゼッタの欠けた記憶に残った実体験から、その言葉は正解だった筈だと思い出して彼女は返答した。

