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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事


「違う。お前は?って聞いてんだよ。」


ねっとりした美声でゆっくりと蓮はロゼッタに問い掛ける。
その声に怒りも呆れも感じなかった。
恐らく“いいえ”と答えてもいいのだと、脳が理解した瞬間、ロゼッタの理性は簡単に崩壊したのだった。


「...すみません、指じゃ、満足、出来ません。」


「そうか。何が欲しい?」


「蓮様の...あの...アレが欲しくて。」


「アレじゃ分かんねえよ。俺の何が欲しいんだ?」


「.........ペニスです。蓮様のペニスを、どうか、私に....入れて。」


「どっちに?」


「え、あ、....えっと....こ、今度はし、下の方に....入れて....ください....。」


「下の方?抽象的だ。具体的に言え。」


「あ、えっと、わ、私の、お、おまんこに。」


「最初から繋げて全部言え。」


「あ、ハイ......す、すみません。ゆ、指では到底、ま、満足出来ませんでした。で、ですので、あの、私の、お、おまんこに蓮様のペニスを、どうか、い、入れて下さい...。」


「完璧だ。最高だよロゼッタ。
 ご褒美にたっぷり注いでやる。」


とても恥ずかしい思いをしたロゼッタだったが、蓮に褒められて、つい胸の内が熱くなってしまうのだった。


「そこのベッドに仰向けに寝ろ。」


「!は、はい...あ、あの....そ、その前に、バスタオルを持ってきてもよろしいですか?」


「.....気になるのか?」


「は、はい...れ、蓮様のベッド、多分べちょべちょになっちゃうので....。」


「ふん....分かった。早く取って来い。」


「は、はい!」


ロゼッタは洗面脱衣所の方に小走りで向かった。本当は駆け足で向かいたいのだが、何かの拍子に愛液が溢れかねない為、速度を落としたのだ。

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