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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事


「ハッ何だよこれ。母乳か?」


「!アッ、うぅん!ヤァあ!」


ベロっと蓮に乳頭先を舐められて、ロゼッタは背中にゾクゾクとした快感が走った。
そして彼女の乳頭はプシュ、プシュっとまた連発を繰り返したのだった。


「甘ったりぃな。砂糖の塊みてえな味がする。」


「ハァ、うぅ、母乳じゃなく、て、あの、こ、興奮すると、で、出ちゃうんです。な、名前は特に有りません。」


「お前は興奮すると汁塗れになる傾向でもあるのか?」


「すみません。た、多分有るとは思うんですけど、で、でも今日みたいな事は初めてで。」


「今日みたいな事?」


「催淫剤や麻薬みたいな劇薬を大量に投入されたわけじゃないのに、せ、精液を飲んで、す、凄く美味しくて愛液が止まらなくなったり、い、今みたいに興奮して、乳頭から分泌液を出しちゃったり...。」


「え」


「強力な媚薬を注射されたのなら分かるんですけど、でも、自然にこんな事経験した事なくて、だから、その、今日の出来事は初めてで」


再び、ゴクっと蓮の喉が鳴った。
“初めて”という単語は、蓮の独占欲を1番刺激し、理性を揺さぶり、悦楽へと導くものだからだ。


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