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無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)
下界の人間を誘惑する、恥ずかしい台詞の復唱から始まり、ピストン運動、ペニスの咥え方、舌使いまで全てを指導する。
だが上手く出来なければ、大声でダメ出しをされて、ギャラリーが居る大勢の目の前で苛烈な叱責を受けながら、教官及びその部下である指導員たちが納得するまで何度も繰り返し性的行為を行わなければならないのだ。
今週はロゼッタの他に、ノルマを達成出来なかった者が居ないようだった。
だからギャラリーに居る、同族の淫魔達及び他の悪魔達からの視線が一点に集中する。
冷笑や嘲り、陰口、侮蔑が込められた視線、生粋のマゾヒズム達の羨望の眼差し、性的興奮。
共通してそこに同情や哀れみが一切無い。
ロゼッタにとってはお仕置きだが、他の悪魔からすればエンターテイメントや見せしめ扱いだ。
“気持ち悪い、気持ち悪い。
でもまたご飯を抜かれたり、寝る暇を与えず労働を強いられるのは嫌だ。”
後頭部をザックレーに掴まれ、強制的に喉奥に彼のペニスを突っ込まれた彼女は、吐き気が込み上げながらも、必死に舌先で彼の肉棒を愛撫する。
ロゼッタの口の中に彼の精液が放たれる。
久しぶりの栄養源が送られてホッとしたのも束の間、隣に設置された、現代の婦人科検診台に酷似した椅子に座れと命令される。
ロゼッタは、公開調教の中でもその時間が最も苦痛だった。
両手と両足を付属の鎖でガッチリ固定されてしまうと、胃カメラのような物を口から、細長い超音波を発する機器のような物を膣に挿入される。
咽頭・喉頭と子宮の奥に淫魔であるならば存在している、魔力生成・魔力吸収器官のチェックだ。
「前回の診察からまるで成長していないではないか!また仕事をサボったな?!
向上心を持て!馬鹿者が!!」
巨大プロジェクターから投影される映像には、米粒程しかないロゼッタの特殊器官がハッキリと映し出されている。
ザックレーは一本鞭のように長い指示棒を手に持ち、彼女の特殊器官に罵声を浴びせ続けた。
この公開診察は、淫魔の特殊器官に欠損が無いか、正常であるかを観察するという名目で行われる。
だが実際行われている事と言えば、喋ることすらままならない可哀想なロゼッタの特殊器官を公衆の面前に晒し、侮辱しているだけにすぎないのだ。