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無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)

ちなみにロゼッタは仕事を1度もサボった事はない。
だがどう頑張っても、子孫を残す事が出来ず、またセックスをした人間に意図的に危害を加える事が出来なかった。
だから彼女にとって吐き気、異物感、精神的苦痛を伴うだけの拷問だったのだ。
”アイツ、またザックレー様に怒られてるぜ?懲りねえ奴だな”
”本当、毎回だよね?サボり癖が酷い子には見えなかったんだけどね。“
”どMなんじゃない?めっちゃ泣いてるけど心の中では喜んでるとか?“
”ああ、マゾか。納得。じゃあ奴隷市場行きになっても彼女からしたらご褒美って事か”
“私、どMじゃないから理解出来ないわ。
ああはなりたくないって感じね。“
心無い同族達の言葉も、拷問に耐えているロゼッタには聞こえないし、聞く余裕も無い。
長い公開診察が終われば、また尻を突き出す格好を取らされ、鞭打ちだ。
そしてザックレーの気が済むまで身体に鞭を打たれた後に、公開調教は終了となる。
だがその後、生ゴミにたかる蠅のように、ギャラリーに居るインキュバス達数名が気絶しているロゼッタを強制的に叩き起こし、嫌がる彼女を地面に押さえつけると、集団レイプが始まるのだ。
身体中、白濁液で真っ白になるまでずっと。
”あ、これ...夢....だ。
よく考えれば全部聞いた事があるし、1度体験もした。
この後に起きる事も、ぜんぶ分かった。
夢だ、夢なんだ。“
欲望の捌け口にされながら、この状況が夢であるとロゼッタは気付いた。
それは事実だ。これは彼女の夢なのだ。
だが身体は金縛りにあったように動かないし、過去の映像も中々消えず、口はただのお飾りと化していて、彼女の意思に反して、もう一度実体験と同じ台詞を吐き出すだけだった。
夢なのに目覚めない。
夢なのに凄くリアル。
早く、一刻も早く覚めてと心から願うロゼッタを嘲笑うように、トラウマのフラッシュバックが続いていく。
残念ながら、長い悪夢は始まったばかりなのだ。
そしてその事を彼女は知らない。
そこでプツンと突然視界が真っ黒になった。
ロゼッタの主人格が一時的に消えたのだ。その代わりに彼女が知らない別の人格が表に出た。
”あの子“に入れ替わったのだ。
古いテレビの砂嵐のような映像が脳内に流れ始める。酷く不気味だった。

