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無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)



長い悪夢の続きが始まった。
結局、ロゼッタはその翌週も成果を出す事が出来ず、奴隷市場に出荷される事が決定した。

泣き叫ぶロゼッタを「黙れ!」とザックレーの腹心である部下が一喝し、乗馬鞭をしならせたが収まらず、結局大量の睡眠薬を無理矢理口から飲ませて大人しくさせたのだ。
昏睡状態の彼女を念の為拘束すると、奴隷として売り出す為に特殊な装置に入れてデータを取る。
無意識の状況下に置かれても被検体から正確なデータが取れる優れ物だ。
検査が終了すると、未だ昏睡状態のロゼッタの身体の洗浄と脱毛を成績の悪い淫魔達に行わせ、首輪と拘束具を付けさせ、奴隷市場専用の荷馬車に乗せれば、出荷準備は完了である。


「メビウスストリップの烙印を付けてやろうか?ん?」


荷馬車が揺れ動く中、やっと睡眠薬の効果が切れて目覚めたロゼッタは、取り付けられた首輪や拘束具から「売られるのだ」と状況を判断し、泣き叫んだ。
そんな彼女に対して、ザックレーは更に冷たく脅しの言葉をかけたのだ。

ぴたりと彼女の叫び声が止まった。

”メビウスストリップ“。和訳にすると、メビウスの輪、無限の意味を示す言葉だが、これはセックスマシーンと牛用搾乳機、タコの触手を模したロボットハンドが搭載された、淫魔専用の巨大な拷問処刑台だ。

日々のノルマをクリア出来ず、奴隷市場でも売れ残ってしまった淫魔達の殺処分をこの機械で行うのだ。


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