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第3章 人形になって

工場へ付いた相変わらず先輩は、

私に無線ローターをあてがい

人がすれ違う度にオンにして

私が恥ずかしがるのを、眺めていた。

昨日は初日と言う事もあり、奉仕した

人数はそれほど多くなかった。

相変わらず、パートのおばちゃんが帰るまでは、

佐々木さんの相手をするだけでいた。

仕事も機械の故障で朝から止まっていた。

せいなのか分からないけれど、

食堂まで行って夕ご飯を食べた後、3～4人の男性に

「〇〇〇さんですよね、食事休憩何時までですか？」と

声をかけられた、私は

「〇〇時までです。何かありますか？」と言った

「休憩室に１０分過ぎたら来て下さい」

と言われた。

それに従い工場から休憩室に向かった。

後から何故か先輩が付いて来ていた。

「先輩も呼ばれたんですか」

と声をかけた。

「何故か私も行くように佐々木さんに言われて」

と休憩室のドアを開けたするとそこには

10人位の人が居た。

私は、おもむろに歩いて行き正座をし

「よろしくお願いします」と

挨拶をした。

これから何が始まるか不安はあったけれど

佐々木さんの姿もあったので少し

安心している自分がいた。