この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人質交換を託された女
第12章 籠城戦の行方
「本当に味方なんですね…」
私は慎重に、再度訊ねてみる。
「そうだ…」と男はしっかりと私を見つめていた。

第2の扉の方を向いて、私も自ら縛られた背中を男に見せた。
「解いてください…」とお願いした。

男はその場から全く動かなかった。背後から虚しい言葉が聞こえた。
「彼女が戻ってくるまで待て…」

男は手に縄を持っていた。それが意味することは明白だった。男は佐伯さんが着替えて戻ってきたら、彼女を再び縛るつもりなのだと。それは行員女性たちに休憩を与えられた時と同じだった。そして、それが済むまで私は縄を解かれることが許されない、服を着ることも許されないという事だった。

彼に訊きたいことがあったが、お手洗いの出入口扉の音が聞こえ、私は男を見つめ、口をつぐんだ。すぐに更衣室の扉も開き、佐伯さんは戻ってきた。彼女の足取りは軽かった。
/237ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ