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人質交換を託された女
第17章 セカンドカウンセリング
耳元で彼が「ふっ…」と鼻で笑う声がした。
「生きて帰ってこれたら…襲ってください…と言ったのは君だろう…」
彼の言葉に、背中にビリビリと刺激が走り、のけ反ってしまう。
「それを『反復強迫』と言うんだ…似たような状況や体験を再現しようとする…人間の心は…あの日の体験を挿(す)げかえようとするんだ…」
無意識な深層心理まで、見抜かれたような気持ちだった。そこまで理解してくれていたら、私はもう何もできなかった。彼の手引きに従うだけだった。
ショートパンツが下ろされ、ショーツも脱がされ、お尻が剥き出しにされたのを、後ろに縛られた手の甲で感じ取っていた。
そこに彼の手が添えられ、私は初めて彼の手を握った。温かい手だった。
「生きて帰ってこれたら…襲ってください…と言ったのは君だろう…」
彼の言葉に、背中にビリビリと刺激が走り、のけ反ってしまう。
「それを『反復強迫』と言うんだ…似たような状況や体験を再現しようとする…人間の心は…あの日の体験を挿(す)げかえようとするんだ…」
無意識な深層心理まで、見抜かれたような気持ちだった。そこまで理解してくれていたら、私はもう何もできなかった。彼の手引きに従うだけだった。
ショートパンツが下ろされ、ショーツも脱がされ、お尻が剥き出しにされたのを、後ろに縛られた手の甲で感じ取っていた。
そこに彼の手が添えられ、私は初めて彼の手を握った。温かい手だった。