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人質交換を託された女
第18章 炎の誓い
赤い縄によって区切られ、特別な意味を持つ、成熟した女の結界に彼の手が触れた。彼の指先から緩んだ柔肌に伝わる優しさに、肉体は彼の方に擦り寄り、傾いていく。
彼に耳元で「ここもか…」と祈りのような小さな声で囁かれ、私は「はい…」と息を切らしながら答えていた。
「君の身柄をあれほど長く拘束していたが…そんな内情は預かり知らずだったな…」
彼の何かを絞り出そうとする、ソフトなタッチに、私は「ハッ…ハァッ…」と口を閉じられなくなっていく。
「注意不足だった…だから…じっくりと見ていてくれ…」
近付いてくる彼の顔が嬉しくて、そのまま瞳を閉じて、互いの唇を密着させていく。
彼に耳元で「ここもか…」と祈りのような小さな声で囁かれ、私は「はい…」と息を切らしながら答えていた。
「君の身柄をあれほど長く拘束していたが…そんな内情は預かり知らずだったな…」
彼の何かを絞り出そうとする、ソフトなタッチに、私は「ハッ…ハァッ…」と口を閉じられなくなっていく。
「注意不足だった…だから…じっくりと見ていてくれ…」
近付いてくる彼の顔が嬉しくて、そのまま瞳を閉じて、互いの唇を密着させていく。