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人質交換を託された女
第6章 A Lucky Winner
布袋がさらに奥深く手に入り、私はプレートの1つを指先で挟んでいた。それを男に悟られ、布袋を勢いよく抜かれてしまう。

男の胸に抱きしめられる体勢で、リーダーの男は近くの男に、「取ってやれ…」と伝えた。別の男はすぐに私の手からネームプレートを奪い、その場に立ち上がった。もう女性行員の顔を見つめることができなかった。

「佐伯(さえき)…佐伯…」とプレートの名前を連呼した。
女性行員たちが「ンンッ…」と声を立て、ロープが軋む音を立てて騒ぎ始めてしまう。

私はゆっくりと目を開け、その様子を見ることしかできなかった。

奥の方にいたショートヘアの女性が、目を大きく見開いて、名前を呼ぶ男を凝視していた。社会人経験の浅い雰囲気が漂い、真新しい事務服を着ていた女性だった。彼女の若い外見から、私の胸が張り裂けそうになる。

リーダーの男が言葉を発する。
「佐伯…君にはとても大切な役目がある…」
この場の空気が凍りつく。
「ここにいる女性たちは…休みなく…ずっとここにいる…お手洗使用を許可する…君が女性たちの介助をするんだ…」
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