この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人質交換を託された女
第6章 A Lucky Winner
予想もしていなかった指示に、女性たちは肩を撫で下ろしていた。それがはっきりと見て取れた。

今度はリーダーの男が指示を出した。
「倉庫に災害備蓄用の水が置いてあったな…それを1人ずつ…お手洗を済ませたら飲ませてやれ…」

別の男は「はい…」と答えて、佐伯さんの椅子に近付いていく。

リーダーの男の指示をはっきりと聞いた女性たちは、少し安心した顔で、男が佐伯さんに近付いても抵抗することなく、彼女の様子を見守っていた。

佐伯さんは私の目の前で、介助役になるべく、ロープが丁寧に解かれていく。私はそれをリーダーの男に体を支えてもらいながら、じっと見つめていた。

まずは彼女の足首が椅子の根元から解放され、続いて両脚が座面から、そして今度は彼女の胴体のロープが背もたれから解かれていった。

女性行員たちと私は、彼女の身に何か起きてしまうのではないかという不安から、目を放せずにいた。最後に手首の拘束が解かれ、彼女は自身の手首を動かし、ストレッチをしているようだった。事件発生時からずっと拘束されていたら、手首だって固くなるはずだった。
/237ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ