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第8章 佐伯の決断

男は止めることなく、信念を貫き通してくる。心までも、胸までも揺さぶられ、厳しい追及で、隠したい、奥深くにある潜在的な何かがえぐられる感じがした。

「ァンッ…ァンッ…ァンッ…」と女として我を忘れ、感じていることが隠せない、恍惚に染められた声を、彼女に聞かせてしまう。

女としての本音が接合部からにじみ出ている気がした。男に腰をしっかりと掴まれ、まるで尻尾を掴まれた気分になる。だから、突き上げられている最中に、彼女に「早く…ァンッ…ここから…ァッ…逃げて…」と伝えたが、彼女は首を横に振っていた。

「婦警さんや…他の人を置いていけません…」

私も同じように首を左右に振ったが、それは違った理由だった。背後の男の手が、硬くなった胸のつぼみを丁寧に刺激していた。そのことで声を我慢していたが、できず、「ァゥッ…」と悶えてしまう。そして全身を貫かれる刺激に耐えられず、体を揺すり始めてしまう。

「ァッ…ァッ…クゥッ…」と体の奥からゆっくりと熱い物が湧き上がる感覚を抑えることができなかった。歯を食いしばって止めたかったが、そのエネルギーの大きさに勝てなかった。