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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第1章 2人の年末
そう言いながら彼が
こっちに向かって両腕を広げたので。
巴がその広げられた腕と腕の間に収まる。
そのまま玄関でぎゅっと
ハグをして貰って、
そのままお帰りなさいのキスを
こっちからする前に、
彼の方からただいまのキスをされる。
『ただいま…巴さん。
こうして、出迎えて貰うと。
何だか、同棲してるみたいですね』
「そうだね…、港斗君
お夕飯出来てるから。一緒に食べよ。
あ、…あの冷蔵庫の中のやつ…って」
『あ、あの…牛乳寒天ですか?
巴さんが家に来るって分かってたんで
一緒にデザートに食べようと思って
昨日…用意して置いたんです…』
隣でコタツに入りたいて言うから、
向い合せで食べる様に、
セットしていた夕食を
隣同士に座って食べられる様に
並べ直すと先に彼の場所の
横の場所に巴は座った。
彼は手を洗って、
スーツから部屋着に着替えて
巴が座って居る場所の隣に座ると。
コタツでぬくぬくしながら、
一緒にお夕飯を食べて、
洗い物を済ませると、
ふたりでお湯張りが出来る間。
コタツに入ってじゃれ合いながら、
じゃれ合って居る内にキスをして。
そのまま…ニットの上から
おっぱいを…揉まれてしまって…。
「……あ…んッ…」
彼が巴の首筋に…顔を寄せて来て。
すぅううっと…その辺りの
匂いを空気ごと吸われていて。
「巴さん…来る前に、
シャワー浴びて来ちゃったんですか?」
浴びないで欲しかったとでも
言いたそうな残念そうな口調で
彼が…寂しそうにそう言って来て。
『いつもお風呂…に、
一緒に入ってる仲じゃないですか』
そう言いながらも舌を
彼が首筋に這わせて来るから。
『それは…巴さん的には…
こたつえっちしてからでもいいって
そう言う感じの意味で良いですか?』
「こたつ…えっち?
え!?こたつの中でってこと?」
『何か…そう言うのあるらしいですよ?
こたつかがりだが、こたつ隠れだとか』
四十八手の中にこたつ専用の
体位があるのだと…彼が言っていて。
えっちな事を考える人は
今も昔も…変わらないって
そんな意味…なのかなって…。