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第2章 はじめに

美咲さんの長女の小学校入学の年の年始に始まった騒動が、いわゆる「コロナ禍」。

武漢で発生した新型コロナウイルス。

入学式もオンライン。何もかもが、想定外の騒動だったのは、報道であった通り。

マスクして手洗い、うがい、消毒が必須の生活に。

美咲さんの長女の学校でも、授業は、オンラインになりました。

旦那さんは、カンボジア駐在の研究員だったので、帰国は当面無理でした。万が一、帰国できても、隔離期間があるなど、とても、帰国とできる状況ではなかったそうです。

まして、旦那さんのように、海外から帰国したとなると、近所などでも騒ぎになりそうな気配でしたから、旦那さんも、帰国する気はなかったのだそうです。

新型コロナウイルスまでは、ゴールデンウイーク、盆休み、シルバーウイーク、年越しの年に四回は帰国していたのですが、それが途絶えてしまったそうです。

旦那さんも、美咲さんも、若いということもありましたが、元来、旦那さんは、性欲は強い方だったそうです。美咲さんも、それが普通になってしまっていたのだそう。

帰国すれば、ホテルに娘を寝かせて、ホテル近くでアウトドアでエッチを楽しんだり、２部屋でチェックインして、旦那さんが一部屋。美咲さんと娘さんが一部屋にして、娘さんが寝てから、旦那さんの部屋に美咲さんが行って、一晩中、エッチしていたそうです。

それが途絶えたのです・・・。そう。旦那さんが帰国すれば、毎晩、5回～7回はしていたエッチが・・・。と言っても、世間的には少ないかもしれません。だって、旦那さんが帰国しているのは、年間で30日程度。だから、年間で200回程度しか、エッチしないわけですから。

世間の夫婦なら・・・毎晩、1回としても365回。まあ、生理とかいろいろあって無理なこともあるかもしれませんが・・・それでも、300回くらいはできるのに。

でも、美咲さんは旦那さんが帰国した時しかできないので、そのときは、エッチ三昧だったそうです。

学業の関係で近所に住んでいる美咲さんの弟も気を効かせて、娘さんを連れて、ＵＳＪやＴＤＬ、そのほか、いろいろなところに連れて行ってくれていたそうです。だから、エッチに集中できました。

それが、まさかの『新型コロナウイルス』で・・・。