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「本日も撮影日和」 微熟妻・美咲
第4章 美咲の告白「4月下旬・Portrait」
そして、次は、バイブレータという棒とは違うもの。黒いペニスを模(かたど)ったようなもの。スイッチの類は見えないけど、バイブレータという棒よりグロテスクな感じがするもの。それがフローリングの床の上に、置いてあるだけの写真。

「これは、ディルドっていうのよ。美咲ちゃん、知っている?」

と、私を見る雫石忍さん。これも初めて見る感じ。何となく、理科準備室とかにありそうな感じがしました。もしくは、美術部とかならある?という感じ。ただ、どちらにしてもグロテスク過ぎる感じ。

袖机の袖の引き出しの中から、それと同じものを取り出す雫石忍さん。

「これよ。男根そのもの。バイブレータとは違って、動かないけど、忠実に再現されているの。これは、ある有名な方の男根を石膏で模りして作られた精巧なものよ」

と、話す雫石忍さん。すごいけど、どうして、雫石忍さんが、持っているの?と、思ったわ。その思いが伝わったわけではないと思うけど、

「どうして、そういうものがここにあるの?って思っているでしょ?」

と、訊く雫石忍さん。私が頷くと、

「撮影の小道具よ。最近、海外駐在員の奥様を中心に、旦那様に、エッチな写真を送る人が増えているから。エッチな写真を突き詰めて考えると、やはり、挿入シーンになるのよ。でも、まさか、他の男性としているところを撮影するなんてアダルトビデオみたいな撮影するわけにはいかないでしょう。だって、旦那様に見てもらうのだから。だから、こういう小道具がいるわけ」

と、言って、ディルドを指し示しながら、

「旦那様に、奥様が、旦那様に思いを馳せながら、オナニーをしているところを見てもらって、奥様の旦那様への想いを汲みと取ってもらうの。『私はこれだけ、あなたのことを思いながら、あなたと一つになれる日を待ち望んでいます』というメッセージを込めるのよ」

と、真面目な顔で語る雫石忍さん。なんとなく、わかるような感じがしました。

「待っているから早く帰ってきてね」

と、言葉で伝える人は多いと思うけど、具現化すると、こんな感じかも。そして、ここから伝わってくるのは、と、そこまで思考が進んだところで、雫石忍さんが、

「そして、『だから、浮気しないでね』という想いを伝える感じ。実際、旦那様の浮気防止に写真を撮って、旦那様に見てもらうって言う人もいるのよ」

と、微笑む雫石忍さん。
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