この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「本日も撮影日和」 微熟妻・美咲
第5章 忍の告白「4月下旬・Portrait」
雫石忍。そういう変わった名前。「雫石」という地名が岩手県にあるそう。祖父は、そこが発祥の地だろうと漠然と話していたが、事実かどうかはわからない。祖父は東京都の出身。その祖父も東京府(現在の東京都)の出身。

父も母も東京都民だが、私は勘当同然で、ここにやってきた。大学まで東京だったが、バブル末期に大学を卒業し、化粧品会社で美容部員をしていたけど、時代が時代だったから、ジュリアナ東京やマハラジャとか、派手に遊び回っていった。学生時代は原宿から始まって、渋谷、恵比寿、道玄坂や、赤坂とか、港区に実家があったから、あちらこちら、夜、徘徊していた。

アッシーや貢ぐ君とか、セフレとか、男性関係が激しくて、父に勘当された。でも祖父からこっそりと仕送りがあるという状況。とはいえ、働いていないわけではなく、若い頃に知り合ったカメラマン(某カメラ製造メーカー勤務)から写真の撮り方を教わり、美容部員を辞めてからは、バックパッカーで世界中を旅しながら、写真を撮って歩いた。

今も、細々と小遣い稼ぎ程度に、写真を撮っている。子供の学校が国際関係の学校ということもあって、結構、商社マンの子供が多く、ママ友の旦那様の多くが、海外駐在員ということもあって、そういう需要がある。

そう、旦那様に子供の成長を知らせたい、自分の現状を伝えたい、などの理由で、撮影を希望される方が多い。

多いのは、行事の写真。入学式、卒業式、運動会、文化祭の写真。あと、海外駐在員の奥様からの需要が多かったのは、ご自身の写真。特に、エッチなもの。セクシーショットだけの方からヌード、さらに・・・という感じ。

その理由は、海外駐在員の旦那様からご要望もあれば、奥様が、旦那様の浮気防止や、忘れないでというメッセージを込めたものなど、いろいろ。

シングルマザーの私には、最初は理解できませんでしたが、今は、理解できるところもあります。

言い忘れていましたが、私はシングルマザーです。結婚?一人の男に縛られる生活なんてありえないというのが私の心情でしたが、最近は、段々、考え方も変わってきました。

そんな2020年。コロナ禍に私は美咲さんとの濃密な関係が始まったのです。
/97ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ