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第5章 忍の告白「４月下旬・Portrait」

美咲ちゃんが旦那さんと連絡をして、話しているときも、旦那さんが、

「う～ん、ないとは言えないけど、仕方がないよね。帰国したら、ね」

と、言っているのを聞いて、、、やはり、「帰国したら」って感じなんだと驚きました。男の人でここまで我慢できる人っているの？５カ月300日。No SEXで、抜かずにいられる男。。。それだけ美咲ちゃんオンリーなのかも、、、と、思うと、ある意味、羨ましいと思ったのも事実。

「前に話していた、オンラインか、電話で話しながらとかは？」

と、美咲ちゃんが訊いても、

電話だと微妙だし、オンラインと言われてもさ、恥ずかしいじゃん。お互い」

と、言う返事をする旦那さん。。。オナニーに見せ合いって、男の人って好きなはずなのに・・・。

もしかして、アダルト動画とか見て抜いているのでは？と思った私、

「アダルトな動画とか見ているか訊いてみたら？」

と、美咲ちゃんに誘導したけど、

「そうだね。ネット環境はあるから、見ようと思えば見られるけど、どうもね」

と、言う返事。。。どうもね・・・その後に続くのは、、、美咲ちゃんじゃないとダメということだと思った。旦那にここまで思わせる美咲ちゃん。。。わかる、魅力的なのはわかるけど、、、私は、そんな経験はなかったから。羨ましいと思ったわ。

「美咲ちゃんのオナニー見たい？って訊いてみたら」

と、美咲ちゃんを嗾（けしか）けたけど、さすがに、美咲ちゃんには、無理だったみたい。多分、旦那さんの前で「オナニー」が言えなかったのかも。。。そんな感じだったわ。

「美咲は大丈夫？」

と、旦那さんは、美咲ちゃんの欲求不満を心配している感じ。

「うん。なんとか」

と、答える美咲ちゃん。発散方法はないのだから、我慢できるという意味だと、わかるし、旦那さんもわかっている感じ。

「美咲ちゃんの写真とか見たい？って訊いてみたら」

と、私が小声でアドバイスをしたわ。男の人って、子供の写真は待ち受け画面に設定するくらい撮るし、大事にするのに、奥さんの写真は、そこまでではない感じだから。それに、ここまで美咲ちゃんのことを気にかけて、反対に娘の話すらしない旦那さん。どう見ても、美咲ちゃんの写真は欲しいはず。その読みは当たったわ。

「送って、楽しみにしているよ」

と、旦那さんが答えたから。