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第3章 背景

Google Meetで授業、Google ｍailで課題提出だったそうです。

美咲さんは、娘さんのオンライン授業に付き添い、メール送信を手伝ったそうです。
　
そして、途中からは、ロイロノート for Schoolで課題提出になったそうです。それはそれで、インストールしたり、大変だったそうです。

多くのご家庭は、旦那さんが在宅勤務などになっており、そういうネット環境もあり、アプリなどの設定も詳しいのでしょうが。。。美咲さんの家は大変でした。

特に、美咲さんがコンピューターやオンライン、インターネットとかに関して、苦手だったことが影響したそうです。

最初は、スマートフォンでできないかと思っていたのだそうですが、やはり、タブレット端末か、パーソナルコンピューターが必要とのことで、美咲さんが普段、使っていると言っても、仕事用で、WordやExcelくらいしか使わないノートパソコンだったそうですが、モニター部分だけが取り外して、タブレットとしても使用できるという端末を利用することにしたそうです。

でも、設定がなかなかできず、ついには、担任の麻美先生に個人的に家庭訪問していただいて、設定ということになったそうです。

当然、マスク着用で、消毒してから入室という感じだったそうです。先生は慣れている様子で、アプリケーションをダウンロードして、設定してくださって、なんとかなったそうです。

美咲さんがまったくできなかったロイロノート for Schoolの設定、マイクの設定、双方向でのやりとりができるように設定していただいたそうです。

その後、麻美先生から、

「幼稚園児ではないので、お母様が、あまりに介入されると、お嬢さんの成長の阻害になります。慎んでいただきたいのですが」

と、ダメだしがあり、

「ご主人が海外勤務で単身赴任ということで、お嬢さんと向き合う時間が長くなっているのはわかります。当然、向き合わない人よりは全然マシです。しかし、向き合い過ぎもよくないので」

と、諭され、

「わかってはいるのですが、気になってしまって」

と、美咲さんが説明すると、

「そうなのですね。わからないこともないですが、控えてください」

と、麻美先生は一定の理解はしてくださったそうです。