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第6章 美咲の告白「GW・Portrait」

そんな話をしていると、忍さんのマンションに戻ってきました。

話をしていた翔くんと凌くんが、

「ママ、お帰り」

「美咲お姉ちゃんもお帰り」

と、2人が出迎えてくれたわ。

「ママ、お昼ごはんしてよ。もう、俺も凌も、宿題が終わったから、食べたら自転車で出かけるから」

と、宣言する翔くん。

「わかったわ。今から作るから。美咲ちゃんと咲良ちゃん、咲月ちゃんも一緒にどうぞ」

と、話す忍さん。さすがに、二日連続は気が引けたので、

「二日連続だから」

と、言うと、

「いいの。いいの。そうね。。。だったら、作る間、翔と凌の宿題をしてあるか、確認してくれない。そこに貼ってあるのが、計画表なのよ。書いてあるページまで終わらせているかだけ、見て欲しいわ」

と、話す忍さん。それくらい、容易い話なので、

「わかったわ」

と、返事して、

「翔くん、凌くん、そういうことだから、宿題を見せて」

と、話すと、

「いいよ。咲良ちゃんのママ」

と、翔くんが答え、

「いいよ。美咲お姉ちゃん」

と、答える凌くん。

咲良ちゃんのママは、結構、言われ慣れている言い方だけど、、、美咲お姉ちゃんは、、、実際、私には弟がいたので、言われたことはないわけではないけど、久しぶりで懐かしい感じがしました。それに、ママより、お姉ちゃんの方が、何となく若々しい感じで、嬉しかったのを覚えています。

14歳の翔くん、13歳の凌くん。ハーフということもあって彫の深い顔立ち。翔くんは、私より背が高い感じ。私が171㎝だったので、多分、175㎝くらいだったのかも、弟の凌くんも、私より少し低いくらいだあったので、165㎝よりは大きかった感じです。

2人に挟まれると、妙に、男の子というより、男性を感じてしまいました。

そういうこともあって、少し慌てて、2人がしたという宿題を確認しました。計画表のページ数と照らし合わせる感じで、確認しました。

「どう？大丈夫？」

と、訊く翔くん。私が、

「そうね。翔くんは、計画表のページまでできているわ」

と、答えると、凌くんも、

「僕のは？」

と、宿題のノートや問題集を持ってきて、見せました。

「そうね。凌くんも、計画表のページまで終わっているわ」

と、伝えると、

「ママ、美咲お姉ちゃんに、凌も俺も、確認してもらったよ」

伝えていました。