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ホワイトアダージョ 人妻が雪に閉ざされた山荘でセックス奴隷に
第2章 第二楽章 アダージョ
雄一郎は全裸のまま寝息をたてている。

「ねえ、雄一郎、起きて、起きて」

あたしは彼を揺すって起こす。雄一郎はぼんやりとした目を開けてあたしを見ると、キスしてくる。
「あん、ちょっと待ってよ」
あたしが今お風呂で誰かに覗かれているみたいだった、と話すと、じゃぼくがいってみるよと言って、バスルームにはいっていった。

あたしは暖炉に新しい薪をいれ、Spotifyでモーツアルトをかける。
「クラリネット協奏曲」が流れ、あたしはワインを飲みながらソファーに身体をあずける。
ゆったりとした時間が流れ、あたしは心からリラックスしていた。

第二楽章アダージョが始まると、雄一郎が戻ってきた。

「誰もいないよ。あやの気のせいだよ」

「そう・・・よかった」

「あやの自分の身体を誰かに見せたいという、潜在的な願望がそういう錯覚を引き起こすんじゃない」

雄一郎はニヤニヤしながらそんなことを言う。

「ばかぁ・・・」

「これいい曲だね」
「モーツアルトのクラリネット協奏曲のアダージョよ」
「アダージョって曲名?」
「ちがうちがう、アダージョっていうのは、<静かにゆるやかに>っていう意味。元々はイタリア語でゆったりとしたとかくつろいだとかいう意味らしいけど、それが音楽の速度を表す用語になったのよ」
「へー、そうなんだ。あやは物知りだね。エッチだけど・・・」

雄一郎はそういうとあたしを抱きしめた。

「あん・・・もう、しょうがないんだからぁ・・・」
「さあ、あや、またしよう」
「あん・・・」
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