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私立桐邦音楽大学附属中学校
第21章 小山田梨果の生尻
閉まっている個室の扉を改めて見ると隙間だらけなのに気付いた。

(な、なんだこの扉、ボロボロじゃないか!)

隙間をちらっと覗くと小山田が制服を着ているシーンが見えた。

(あわわわわわわわわ!!)

急いで外に逃げて見張り番をする。


「おまたせー」

制服を着てトイレから出てきた小山田梨果。

「あのー、小山田?」

「なに?」

「あれは誰?」

「知らないの。明らかなのはタクシーの運転手さんてだけ。」

「え?知り合いみたいだったけど。」

「ううん、話したのも今日初めてだよ。」

「どういうこと?」

「えーっと、以前たまたまここでお花を摘む時間が重なっただけというかー……」

「そ、それって!もしかして……」

(個室をわざと覗かせてた……?)

「……もう帰ろう。暗くなってきた。」

急に真顔になる小山田。

「あ……」

(それ以上聞くなって事ね……)

「わ、わかった……家はどこ?」

「やたっ!送ってくれるの?」

急にまたいつもの笑顔に戻る。

「……もう危なっかしくて放っておけないよ。」

「ごめんなさい。」


小山田の住処は公園からすぐの住宅街にあった。

「でかっ!これが叔父さんの家?」

古い二階建ての和風建築だ。

「うん、そう。おじさんの家……」

なぜか股間を押さえてモジモジとする小山田。

「じ、実家は?」

「あっち、歩いてちょっと行ったとこ。」

「そ、そか。」

また真顔になる小山田。やはり実家で何かあったのだろうか。


「……今日はありがとう。楽しかった。」

「いろんな意味で小山田の生まれ育った町がよくわかったよ。」

「そか……」

「……じゃまた明日学校で。」

「うん。」

小山田梨果は小さくバイバイすると小走りに庭の奥の玄関に消えていった。

(か、かわいい!!)
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