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私立桐邦音楽大学附属中学校
第22章 妹 室賀まひろ

「ふふ……彼氏くん、せっかく会えたから少し梨果ちゃんの話しをしよう。」
(小山田の話……?)
「失礼ですがあなたは?」
「川瀬だよ。梨果ちゃんのお父さんの古くからの友達さ。」
「小山田のお父さん……絵画教室をされてるという?」
「おお、話しが早い。私はそこの生徒なのだよ。」
「はぁ、そうなんですか。」
「そして娘の梨果ちゃんはその教室の絵画モデルをしてるのは知ってるかね?」
「……いえ。知りません。」
(絵画モデル……?)
「そうか、知らないのか。君は本当に彼氏なのかい?」
「……」
「ふふ、梨果ちゃんは素晴らしいよねぇ。」
「は、はあ……」
「もちろん彼氏なら視たことあるだろ?」
「な、何をですか?」
「あの幼いながら白く美しい身体をだよ……ふふふ」
「……」
「そうだ、これをキミにあげよう。」
「スケッチブック……ですか?」
「ああ、俺の描いた絵だ。俺はもう教室を辞めるから必要なくなったんだよ。」
「はぁ……」
「おっと、ここで開かない方がいい。家に帰ってから鑑賞しておくれ。」
スケッチブックを開こうとしたところで止められた。
「君たちが羨ましいよ。あれほどの少女を自由にできるなんてね。嘘か真かは知らんがねぇ……」
(君たち?)
気味が悪かった。弘斗は早くここから立ち去りたかった。
「すみませんが失礼します。」
「ふふふ……」
(小山田の話……?)
「失礼ですがあなたは?」
「川瀬だよ。梨果ちゃんのお父さんの古くからの友達さ。」
「小山田のお父さん……絵画教室をされてるという?」
「おお、話しが早い。私はそこの生徒なのだよ。」
「はぁ、そうなんですか。」
「そして娘の梨果ちゃんはその教室の絵画モデルをしてるのは知ってるかね?」
「……いえ。知りません。」
(絵画モデル……?)
「そうか、知らないのか。君は本当に彼氏なのかい?」
「……」
「ふふ、梨果ちゃんは素晴らしいよねぇ。」
「は、はあ……」
「もちろん彼氏なら視たことあるだろ?」
「な、何をですか?」
「あの幼いながら白く美しい身体をだよ……ふふふ」
「……」
「そうだ、これをキミにあげよう。」
「スケッチブック……ですか?」
「ああ、俺の描いた絵だ。俺はもう教室を辞めるから必要なくなったんだよ。」
「はぁ……」
「おっと、ここで開かない方がいい。家に帰ってから鑑賞しておくれ。」
スケッチブックを開こうとしたところで止められた。
「君たちが羨ましいよ。あれほどの少女を自由にできるなんてね。嘘か真かは知らんがねぇ……」
(君たち?)
気味が悪かった。弘斗は早くここから立ち去りたかった。
「すみませんが失礼します。」
「ふふふ……」

