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私立桐邦音楽大学附属中学校
第24章 馬場信也教諭
「ありがとう小山田。」

教官室に飛び散った精液を拭き取り、自身のペニスの精液をティッシュへ絞り出しながら恥ずかしそうに教え子に礼を言う。

「いいえ、もういいですか?」

「ああ。」

ブラジャーのホックをしてカップに乳房を収める小山田。ブラウスのボタンを閉めた。

「……これ、飲む?」

精液がタップリ入ったマグカップを小山田に差し向ける。

「飲みません。」

「じ、冗談です……」

「ふふ、では急ぎますので。」

「お、小山田!」

「はい?」

「今度の内科検診。」

「??内科検診がどうかしたのですか?」

「お前が聴診器当てられている所を見たい。」

「ピンポイントですね。」

「じ、女生徒のそのシーンを視るのが長年の夢だったんだ。」

「わかりました。お好きにどうぞ。」

「ひかないのかい?」

「んー……男の人それぞれ細かいフェチを有しているの知ってるので。」

「小山田……お前一体……」

「では友達を待たせているので。さようなら。」

「あ、ああ気を付けるんだよ。」



ガラッ

「ごめーん、おまたせー!」

「お、小山田……」

小山田梨果は放課後に約束をしていた弘斗と高遠美月が待つ教室に戻った。

「梨果、先生何の用だったの?」

高遠が訊ねる。

「えっ!う、う~ん……よくわかんないや、えへへ。とりあえず行こ?」

「あれ梨果?リボンしてないけどどうしたの?」

高遠は小山田の胸元に制服のリボンタイが無いことに気付いた。

「あ……教官室に忘れてきちゃった。」

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