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私立桐邦音楽大学附属中学校
第27章 高遠美月 初めてのブラ

「いらっしゃいませ。」
店内も明らかな高級感、セレブリティな女性客が数名いた。
(とほほ……なんで俺がこんな所に……)
「奏音!みてみて!これ可愛いよ。」
「うんうん、いいね。こっちは?」
「それもかわいー!」
「……」
パステルカラー煌びやかな下着が並ぶ店内、女子中学生でさえ場違いな店なのに男子中学生ひとりの居心地は最悪だ。
(つ、辛い!辛すぎる!)
つんつんと袖を引っ張られる。
「た、高遠?……げげっ!」
振り向くとファンシーな下着セットを持った高遠がいた。
「これどう?」
「どうって言われても……」
「ご試着なさいますか?」
「わわっ!!」
女性店員に後ろから声をかけられて驚く弘斗。
「篠田さん。」
そこへ角山がその店員の名を呼んだ。
「角山さま、いつもありがとうございます。皆様お連れ様ですか?」
「そうなの、今日はこの子のファーストブラをお見立ていただけますか?」
高遠美月の両肩に手を添える角山。
「かしこまりました。ではまずお胸のサイズを測らせていただきますのでこちらへどうぞ。」
奥で高遠が採寸している間、弘斗もチラリと店内の下着を見回っていた。
(あ、これ可愛いな。高遠に似合いそうだ。)
周りを伺いながら手に取る弘斗。工業製品と呼ぶには似つかわしくないほど可愛らしい物体。
(しかもなんていい肌触りなんだ……ん?)
ふと目に飛び込む値札。
「?!?!」
急いで角山のもとにいく。
「か、角山っ!!」
「げっ!む、室賀が下着持って血相変えててキモっ!!」
「おいっ!そうじゃなくってこれ……」
角山に値札を見せる。
「それがどうかしたの?」
キョトンとする角山奏音。
「ふふっ、高いよねー……」
小山田梨果が囁く。
「だ、大丈夫なのか?」
先日小山田と行ったファッションセンターの下着とは桁が違っていた。
「大丈夫だよ。ツケでウチが払うから。」
「えっ?」
店内も明らかな高級感、セレブリティな女性客が数名いた。
(とほほ……なんで俺がこんな所に……)
「奏音!みてみて!これ可愛いよ。」
「うんうん、いいね。こっちは?」
「それもかわいー!」
「……」
パステルカラー煌びやかな下着が並ぶ店内、女子中学生でさえ場違いな店なのに男子中学生ひとりの居心地は最悪だ。
(つ、辛い!辛すぎる!)
つんつんと袖を引っ張られる。
「た、高遠?……げげっ!」
振り向くとファンシーな下着セットを持った高遠がいた。
「これどう?」
「どうって言われても……」
「ご試着なさいますか?」
「わわっ!!」
女性店員に後ろから声をかけられて驚く弘斗。
「篠田さん。」
そこへ角山がその店員の名を呼んだ。
「角山さま、いつもありがとうございます。皆様お連れ様ですか?」
「そうなの、今日はこの子のファーストブラをお見立ていただけますか?」
高遠美月の両肩に手を添える角山。
「かしこまりました。ではまずお胸のサイズを測らせていただきますのでこちらへどうぞ。」
奥で高遠が採寸している間、弘斗もチラリと店内の下着を見回っていた。
(あ、これ可愛いな。高遠に似合いそうだ。)
周りを伺いながら手に取る弘斗。工業製品と呼ぶには似つかわしくないほど可愛らしい物体。
(しかもなんていい肌触りなんだ……ん?)
ふと目に飛び込む値札。
「?!?!」
急いで角山のもとにいく。
「か、角山っ!!」
「げっ!む、室賀が下着持って血相変えててキモっ!!」
「おいっ!そうじゃなくってこれ……」
角山に値札を見せる。
「それがどうかしたの?」
キョトンとする角山奏音。
「ふふっ、高いよねー……」
小山田梨果が囁く。
「だ、大丈夫なのか?」
先日小山田と行ったファッションセンターの下着とは桁が違っていた。
「大丈夫だよ。ツケでウチが払うから。」
「えっ?」

