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私立桐邦音楽大学附属中学校
第27章 高遠美月 初めてのブラ
「じゃ、次で最後ね。」

高遠が最後の下着に着け替えている間、喉が激しく渇いて再びウォーターサーバーの水を一気に飲んだ。
弘斗の下着はびっしょりと濡れていた。

(この俺が高遠で……なぜ……)

勃起は治まるどころか痛いほど血液が満たされていた。

「これが最後のだよ。」

パーテーション裏から出てくる高遠美月。華奢な上半身に可憐なブラジャー。それは弘斗が初めに選んだ下着だった。

(うん、予想どおり高遠に良く似合って……ってああっ!!)

その時精巣からグッと精液がこみ上げる感覚が襲う。

(マズい出るっ!!!)

肛門に力を込めて射精をグッとこらえる弘斗。

「む、室賀くん?!どうしたの?」

「はっ!!……いや、なんでも……」

射精感が襲う中に耳に届く高遠のヘリウムボイスが駄目押しをする。
だがこんな所で服の中に射精するわけにはいかない。

(深呼吸……深呼吸……はぁ……はぁ……内藤が1匹……内藤が2匹……)

どうにか射精は免れた。

(た、助かったよ内藤……)

散々な使われ方である。

「室賀くん大丈夫?」

「ああ……でも……」

「でも?」

「……下着はそれに決定だ。」

「あいっ!」


買うことを決めた上下セットを持って店内の角山、小山田のもとに戻る。

「奏音、梨果、お待たせ。」

「美月、決まったの?」

「あい。」

「やっぱりそれにしたのね。」

苦笑いの角山。

「初めてのブラを室賀くんに選んでもらってよかったね。」

小山田はそう言い高遠の頭を撫でる。

「あい!」

高遠はニコニコだ。その姿を角山が見つめていた。

「……」

「じゃあお会計しよっか。奏音レジどこ?」

「……」

「奏音?どうかしたの?」

考え込む角山に小山田が声をかけた。

「……」

「奏音?」

「うううう……」

高遠も声をかけるが歯を喰いしばって唸っている。

「角山どした?金ないのか?」

「ち、ちがっ!む、室賀……!!」

「なんだ?」

「わ、わたし……………」

「ん?聞こえないぞ?」

「えと、わ、わたしのも…………」

「あんだって?」

「わ、私のも選んでよ!!」

「「「はいい?!?!」」」


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