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私立桐邦音楽大学附属中学校
第29章 ヌードモデルの真実

駅前で自転車屋を経営している川瀬。彼はその裸婦クロッキー会の参加者だ。街中でその時の体験談を触れてまわっているということだ。
「特に話は聞きませんでした……ただこれを。」
弘斗はスクールバッグから川瀬から受け取ったスケッチブックを取り出した。
「そ、それって。」
テーブルに置かれたスケッチブック。動かぬ証拠に目を丸くする小山田梨果。
「その自転車屋から預かったんだ。」
恐る恐る手にする小山田。表紙を捲り一枚目のヌードスケッチが現れる。
「プッ!」
「あちゃー……」
吹き出す小山田と呆れる真田。
「へったくそー!あははははは!」
「このモデル洋子さんだろ?でも川瀬さんこれでも頑張って描いてる方だって。」
先のページもペラペラ捲る。
「ふーん、洋子さんだね。ところで私の絵は?」
「え、えっとー…いいの?」
気を使う弘斗。
「え?見せるために持ってきたのでしょ?」
「あ……わかった。えっと……こ、このページから先かな。」
小山田の顔色を伺いつつ彼女のヌードが描かれたページを開いてテーブルに置く。全裸でペタンと女の子座りをしている絵だ。
「あー……」
「うーん……」
微妙な反応の小山田と真田。
「確かに私だね。」
「うん。梨果ちゃんって解るレベルではあるね。」
「明らかに洋子さんとは胸のサイズが違うもんね。」
「それそれ。」
「……」
「特に話は聞きませんでした……ただこれを。」
弘斗はスクールバッグから川瀬から受け取ったスケッチブックを取り出した。
「そ、それって。」
テーブルに置かれたスケッチブック。動かぬ証拠に目を丸くする小山田梨果。
「その自転車屋から預かったんだ。」
恐る恐る手にする小山田。表紙を捲り一枚目のヌードスケッチが現れる。
「プッ!」
「あちゃー……」
吹き出す小山田と呆れる真田。
「へったくそー!あははははは!」
「このモデル洋子さんだろ?でも川瀬さんこれでも頑張って描いてる方だって。」
先のページもペラペラ捲る。
「ふーん、洋子さんだね。ところで私の絵は?」
「え、えっとー…いいの?」
気を使う弘斗。
「え?見せるために持ってきたのでしょ?」
「あ……わかった。えっと……こ、このページから先かな。」
小山田の顔色を伺いつつ彼女のヌードが描かれたページを開いてテーブルに置く。全裸でペタンと女の子座りをしている絵だ。
「あー……」
「うーん……」
微妙な反応の小山田と真田。
「確かに私だね。」
「うん。梨果ちゃんって解るレベルではあるね。」
「明らかに洋子さんとは胸のサイズが違うもんね。」
「それそれ。」
「……」

