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私立桐邦音楽大学附属中学校
第30章 阻まれる告白

「室賀くんダメ!」
首を横に振る高遠。
「じ、冗談でしょ?室賀……」
角山はあんぐり状態だ。
再び高遠を見ると首を横に振り続けて口パクで“ダメ、ダメ”と繰り返していた。
(ここは高遠の言うとおりにしよう……)
「お、俺はお節介が大好きなんだと言おうと……」
「な、なーんだ。紛らわしい言い方しないでよ室賀!」
ほっとしている角山。一方小山田梨果は。
「だ、だよね……そんなことないって散々言ってたもんね……もしそうだったら今までの私最低じゃん。私のこと好きな男の子にヒドいことばっかしてたことになっちゃう。」
「確かに辛いことばかりだったな……」
そう呟く弘斗を切なく見上げる高遠。彼女は以前から弘斗の気持ちに気付いているのだ。
「室賀くん血が出てる。」
「え?」
「ほら。」
高遠が手鏡を渡す。
「ぎゃー!顔から血が!血がー!!」
首を横に振る高遠。
「じ、冗談でしょ?室賀……」
角山はあんぐり状態だ。
再び高遠を見ると首を横に振り続けて口パクで“ダメ、ダメ”と繰り返していた。
(ここは高遠の言うとおりにしよう……)
「お、俺はお節介が大好きなんだと言おうと……」
「な、なーんだ。紛らわしい言い方しないでよ室賀!」
ほっとしている角山。一方小山田梨果は。
「だ、だよね……そんなことないって散々言ってたもんね……もしそうだったら今までの私最低じゃん。私のこと好きな男の子にヒドいことばっかしてたことになっちゃう。」
「確かに辛いことばかりだったな……」
そう呟く弘斗を切なく見上げる高遠。彼女は以前から弘斗の気持ちに気付いているのだ。
「室賀くん血が出てる。」
「え?」
「ほら。」
高遠が手鏡を渡す。
「ぎゃー!顔から血が!血がー!!」

