この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第3章 入隊の遊戯
これほど興奮してしまうのは何故なのか。
「窮屈そうですね」
そんな疑問を解決する隙も与えられず、鈴口を刺激する爪は絶妙すぎる強さで、男の下半身は反応せざるを得ない。
「はぁ…‥はぁ………く」
「解放してもよろしいですか…?」
「はぁっ……待て、貴様……!!」
男は額に汗を滲ませ、正気を保つために仕方なく、意識をそらそうと再び口を開いた。
「何故っ…片手しか使わない」
下着の結び目を解こうとした手……その逆側の腕をわし掴んで男が問う。
「左の手はどうした?よもや私の相手をするのに、両の手で奉仕する必要が無いとでも…!?」
「まさか」
腕を揺する手を振り払うことなく、シアンは右手で布の結びを解いた。
「気になるなら……貴方の手でお確かめ下さい」
「…ッ‥…なん、だと」
「僕に触れて、肌に触れて、暴いて下さい」
「小癪な…ッ─」
「それとも……
穢れた僕には、触れられませぬか?」
「‥こ、の……クク。つけあがりおって」
すると負けじと相手も含み笑う。
捻り潰しそうな強い力で、シアンの腕を掴み直した。
ギュゥゥ...
「…っ」
「ほぉ、痛いか…!…ハァ、いいぞ
苦悶の容貌もなかなか魅力的であるな」
「…そう…でしょうか…っ」
「痛め付けて遊んでやろう…!」
「ふ…っ──構いま せんよ」
加減のない握力にシアンは顔をしかめる。
「腕のひとつやふたつなど…謹んで貴方に捧げましょう…!! 」
「お‥‥!! 」
しかしそんな表情を見せたのも束の間だ。
彼は男根を片方の掌で包み込み、舌を見せつけるように突き出した。