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謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第3章 入隊の遊戯
「ぐ‥ッ」
左右に割れたカフタンの隙間から男根を取り出して、喉元深くまでシアンの口が呑み込む。
ヌル....!!
それは唐突なようでいて、まだかまだかと待ちくたびれていたのだろう。呑み込まれた口内では、体積を増した肉茎が悦びに脈打った。
「‥ぐっ…あ、はぁ、おお‥!!」
シアンは慣れた動きでソレを玩び始めた。
喉の奥のザラリとした場所に先端を擦り付け、強くしぼった唇で支柱を扱く。
前へ…後ろへ抑揚を付けて、大きく頭を動かす。
たまらず漏れた男の喘ぎに構わず淫らに貪った。
「…おおっ…お‥!!‥…おぅっ……」
情けないしわがれ声が男の口から漏れ出る。
硬直してプルプルと足を震わせる様は、急所に噛み付かれた砂漠ウサギのそれだった。
「おおっ、ぅ…!!」
「…っ」
「はぁっ……おっ‥…おっ……」
例え男が、そんな無様な自分に気付いていようとムダである。
強く吸い付く唇に射精を促され…ストロークの合間に絡んでくる器用な舌先に抵抗の意志を奪われ
すぐに男は、大股ひろげてされるがままの存在に成り下がった。
強く扱かれているのに痛みは無く、理性を溶かす快感だけが激しく襲う。
それもシアンの技量が故。
垂れる先走りなど足しにもならないくらいにたっぷりの唾液で包まれた肉棒が、その熱い口内で快楽の極みを受け続け、屈服までの短い旅路(たびじ)を迫られる。
「…うほっ…!!…おっ!おっ!」
部下の前でアホ面を晒し鼻の穴を広げた男は、椅子の背もたれによりかかった。
下半身を完全に投げ出した格好で、丸く肉のついた腹を天井へ向ける。
シアンの腕を掴んでいた手はとっくに力を失っていた。
「ま、待たんかっ……おほっ…ほっ…!」
でまかせとわかる制止に、何の意味があるのか。
男根に筋が浮き出しているのを口内の舌で確認しながら、シアンは前後の動きを速めた。
男の腰が椅子の上で跳ねるので、逃げられぬように根元を掴み、同時に手の摩擦も加えてやる。