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謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第29章 地下の陰謀
王宮警備兵の男達も後について行った。
そもそもこんな地下の不衛生な場所にいたくないのだろう。やっとかという表情で彼等はいなくなる。
グチュ、ジュルル!ジュルル···ッッ
「ッ──ア//…‥く…!!」
牢に残ったのは、彼らの命令を受けてシアンの肉茎を口に含んでいるこの男だ。
「‥…ァ‥!…ねぇ、貴方は何故‥‥こんなコトをしているのですか…っ」
「…フゥ!フゥ!……んあ?なンか言ったか賤人?」
「貴方はここで何をしているんです?……何故…ッ…彼等の言いなりに?」
タラン侍従長と、奴の部下である王宮警備兵がいなくなり、シアンはこの男に話を持ちかけようと試みた。
シアンより少しばかり年上のこの男。どう見てもタラン侍従長の思惑を知らない一般人だが…。
「言いなりぃ?はぁ、はぁ、……違う、オレは仕事してるだけだ」
「…仕事‥‥? ─ッ‥…どんな仕事を?」
「よく知らねー……知らねえけど、変なモンを作らされてる。何かはよくわからねえ」
「どんなもの……!?」
「そんなん知ってどうすんだよ」
男が話にのれば責めの手は弱まる。
すでに何度か達して体力を削られているシアンは、男を言いくるめようと会話を続けた。
「他にもっ大勢…地下で働かされていますよね…?…貴方たちはこんな場所でナニを作らされているのですか…!?」
「だから知らねーって!玩具がベラベラ喋るな」
「アッ‥…!!」
男は口を拭った手でシアンの男根を強くしごいた。根元をおさえ逃げられぬようにし、反対の五指を激しく上下に動かす。
仰け反ったシアンの頭部が床に擦れ、手首を繋いだ鎖が音を鳴らした。