この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第7章 餌はしたたかに振る舞う

「……」

「……ま、だ?」

「うーん」

「…………まだ、ダメか?」

「あと400セクンダ待とうか」

「そんなになのか!?」

「…っ…うそうそ。僕が次のを作っておいてあげるから、これはすぐに食べていいよ」

「やった♪」

 シアンの許可がでたところで、一度匂いを吸い込んでから、シアンが手離すのも待てず大きく口を開けた。

「……ぅぅぅ……うっまぁ…」

 うっとりと味わい、幸せそうに目を細める。

 今度オメルを街のバールに連れていこうと、シアンが決心した瞬間である。

「うまいなこれ!肉も…ぜいたく…」

「落ち着いて食べなよ。ほら、クリームが」

「うむっ?」

 幼子を相手にするように、口の端についた白いカイマックを指で拭うと、それをペロリと舐めとった。

「……//」

 落ち着きのなかったオメルの頬が、途端にカアッーと赤くなる。

「照れている?」

「ふぇ!? てっ照れてないけど!?」

「そう、じゃあー……綺麗に舐めてあげるね」

「…ッ…わわわ」


 ウブなオメルに顔を近付け、直接唇に舌を這わせる。


ペロッ..........


 仕事時のそれと同じ笑みが、シアンの顔に浮かぶ。

 普通 の笑い方を忘れてしまった彼だが、こういう時の表情は驚くほど豊かで生々しかった。


「う…うう~~~!エロいぞシアン!」

「ごめんね、僕エロいから。お詫びにはい、お肉をどうぞ」

 からかいがいのある反応を返すオメル。シアンはすぐに顔を離して、食べかけのピタに追加の薄切り肉を乗せてやった。



/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ