この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第10章 狂宴

「よぉし!いいぞいいぞォ…もっと締めろ!」

 オメルのモノを容赦なく上下に摩擦しながら、腰の動きを速めたウルヒ。

 もはやその目はオメルを見てすらいない。奴にとってオメルは無機物の淫具と変わらないのだ。

 加減を知らない、独りよがりな……

「あははははッ…‥アッ// ああ!おおーーっ…‥あひぃっ!ひひひっ‥ひあーー!」

 そんな責めは悲しき獲物から人間性を剥ぎ取り、心の崩壊を招いている。意味のある言葉を奪い、獣の雄叫びに近い声が溢れ出す。

 そこまでしても男達の手は赤く染まった肌を淫猥に撫で上げ、性感帯に仕立てた皮膚の薄い箇所を丹念にくすぐるのをやめない。

 小さいながらも張りつめた男根をひたすら虐めぬき、発情させるのをやめない。亀頭と幹をもみくちゃにして激しく扱き続ける。

「‥イヒッアアッ…ははははっ!‥アアッ!ああ! あはぁ!…あぁぁぁぁぁー!‥イグーー!」

 オメルは言葉にならない哀願を──喉が裂けんばかりの鳴き声を響かせながら、汗にまみれた裸体を仰け反らして絶頂する。




「──…」


 シアンはそれらを見詰めて立ち尽くす。

 彼の反応を伺う副官の視線が注がれていようが、そいつに掛け合っても意味が無いと知った今──

 シアンはこの狂った宴の全容を目と耳に焼き付け、そして、いつまでも冷めた自分自身と見つめあっていた。



「……………ハァー」



 沈黙する口から、溜息に近い吐息が零れる。



「……………」



 オメルの泣き声が、耳に五月蝿い



「……………」



 調子にのって喚く醜い大男が、不快極まりない



「…まだまだッ…ハァ、勝手に死ぬなよーー!?」

「アッ!アアーー!‥ひゃはッはッはッ…//
 ‥ガっハ、はははひ‥ッッ‥ひぃ…イグ」

「……………」


ビグッッ...


 痙攣する足に血管が浮いて辛そうだ。

 連続で絶頂に達したオメルが、大きく口を開ける。そのとき


「‥ゃ‥─ぁ゛‥‥ぁぁぁーーッ」

「──…」

「…‥ヒィ‥‥ッ───シ‥‥ァン」

「……!」


「‥シ‥ぁん──ッ ‥しぁ゛ん‥‥!!」


 息を吸う事を忘れた口から……


 シアン───


「…………オメル」


 とても微かな声で、彼は名を呼ばれた。




/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ