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不倫白書 Ⅰ
第1章 初めての不倫…
 15

「あっ、やっ、あっ、あぁぁぁ…」

 そしてわたしはそんな快感の絶叫を上げ…

 全身を激しく震わせ…

 これは、この後に知ったのだが…

 快感の、いや、絶頂感に落ちていったのだ。

「うっ、わあぁぁぁ…」

 股間を舐めている彼の頭を両手でキツく掴み、両太腿でギュッと挟み込み…

 全身を激しく、痙攣の如くに震わせて…

「っあぁぁぁぁ……」

 快感の、いや、絶頂感の叫びを、違う、悲鳴を上げた。


 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…
 だが彼はそんなわたしの様子など介さない感じで、まだまだ舐めてきていて…

「はあぁっ、っうぅぅ…」
 そして、指を挿入れてきたのである。

 指を挿入れる…

 この愛撫は夫とのセックスにはされていた行為ではあったのだが…

 彼の愛撫とは根本的に違う…

 いや、違っていたのだ。

「あ、や、え、な、なに?」

 おそらくだが、彼の指先は中でグリグリと膣の中の肉の壁を、いや、中の敏感な部分を熟知しているかの様に、押し、擦ってきたのである…

「は、う、はぁん、や、んん…」
 その指先の動きにより…

 ズキズキ…

 ジンジン…

 ウズウズ…
 と、何ともいえない様な快感を感じ、そして舌先で多分クリトリスを舐め、更にグリグリと擦り、押してきて…


「はぁっ、やっ、んっ、うわっ、うわぁぁ…」
 また、快感の、いや、絶頂感の波が中から溢れてきて、下半身を震わせ、痺れさせてきた。

「うわぁ、お姉さん、凄く感じてくれてるんだねぇ」
 彼は明るくそう囁き、更にグリグリと指先を動かしながら刺激してくるのだ。

「あっはぁぁ、んっ、やっ、んん…」

 わたしはもうあまりの快感に、そんな言葉にならない喘ぎを漏らし続け…
 未知の快感の波に飲み込まれていく。

 ヌチャ、グチャ、ニュチュ…

 ヌチャ、グチャ、ニュチュ…

 そしてそんな激しい、湿った、いやらしい音が聞こえ…

「うわぁ、お姉さん、すごいよぉ…
 中から、奥から、どんどん溢れてきてるよぉ」
 
 だが、痺れる様な激しい快感に、何が何だか分からないくらいになってしまっていて…

「ああっ、やっ、な、なんか、なんかぁ、へ、変なのぉ…」

 ヌチャ、グチャ、ニュチュ…

 ヌチャ、グチャ、ニュチュ…

 痺れる様な快感が…

 いや、違う…




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