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見られる度に堕ちて行く
第1章 性癖
浴室から出て部屋着に着替えた私は、髪を乾かしながら投稿へのリアクションを確認する。
さっきの投稿よりも早くそして多くの高評価とコメントが返ってくる、私はそれを見ると笑みを浮かべSNSを閉じた。

ドライヤーを片付け真っ直ぐに冷蔵庫に向かった私は、缶ビールを開けて一気に半分程飲んで火照った体によく冷えたビールを流し込む。

『ん〜っ、最っ高!』
自己肯定感とアルコールが私の心と体を満たしてくれた、そして床に座ってテレビをボーッと見ながら残ったビールをちびちびと飲む。

テレビのチャンネルをいくつか回してみるが、特に面白そうな物も無いのでビール片手にSNSをまたチェックする。
好意的なコメントだけで無く、いきなり【やらせろ】や【会おうよ】等のコメントも溢れているがもう慣れている私はそれを気にする事も無く流して行く。

そして多くのコメントの中から、厳選してお礼のコメントと高評価を返す作業を始める。
ほぼ無意識化の作業をしている中、一つのコメントを見ては私の指が止まる。

〔ホントに綺麗ですね、誰よりも素敵でいつも見惚れてしまいます。まるで禁断の果実の様に私を魅了させて下さいますね〕

他のフォロワー達とは特別変わった内容のコメントでは無いが、この【ミヤゾー】さんというフォロワーのコメントは丁寧な言葉遣いであり、私のお気に入りのフォロワーであった。

更にこの【ミヤゾー】さんは毎回必ずコメントしてくれるのだが、我先に反応しようとするが故に薄い内容のコメントをする訳では無く、時間をかけてちゃんと考えた上に書かれているであろう事が想像出来る文章に好感が持てた。

私はそのコメントに高評価を付け、簡単なコメントを返した。
お気に入りとはいえ、差別化すれば他のフォロワーから嫉妬を招きトラブルが起きかねないからだ。

そしてしばらく経ちコメントのチェックが終える頃、ビールを飲み干した私は缶を捨て歯磨きを済ますとベットへと潜り込んだ。
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