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僕のとなり
第2章 彼女

僕は言葉を失ってしまった。
ハンバーガーが喉に詰まっている様な感じがした。

「松崎くん、可愛いし、私の好みだし…」
「え?そ、そうなんですか…」

僕は慌ててしまった。
確かに岡崎先輩はとても綺麗な人だと思っている。

それに、頭もとてもいい。
容姿も可愛らしいと言うよりは美人の部類に入ると思う。

だが、こんな自分の性別もハッキリとしない様な僕と釣り合うのだろうか。
そう、僕は思ってしまった。

「松崎くんが嫌なら諦めるけど…」

僕はその言葉を聞くと慌ててしまった。

「そ、そんな、こ、事ないですっ!!」

岡崎先輩は僕を見つめながら尚も話す。

「なら、松崎くんの彼女にしてくれるのかな?」
「え、ええ…、ぼ、僕でよ、良ければ…」

「なら、決まりね…」

それを聞いて、何が決まりなのだろう。
そう思ってしまった。

こうして、僕と岡崎先輩、いや、真央と付き合う事になったのだ。


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