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第2章 彼女

僕の自宅は横浜市の美しが丘にある一軒家だ。
その自宅から学校に通っている。

真央と付き合い始めてから3か月が経っていた。
季節は暖かな春を迎えていた。

今年の桜の開花は去年とは違い早かった。
3月の半ばですでに開花宣言をされていたのだ。

コロナが5類に移行してから街の人たちは自由を取り戻した。
花見ができる公園では酒を飲みドンチャン騒ぎをする花見客で溢れていた。

真央は同じ横浜市内で一人暮らしをしている。
やり手の保険外交員だ。

それなりの収入もある。
一人暮らしは十分にできた。

真央の自宅は横浜市の港北ニュータウンの一角にあるマンションだった。
マンションの広さはワンルームだ。

約15畳のワンルームに住んでいる。
そこに、シングルベッドとローテーブルと二人掛けの小さなソファーがある。

部屋は南向きで日当たりが良かった。
真央は猫を飼っている。

ハチワレの女の子で名前をミウと言う。
真央はミウをとても可愛がっている。

今日みたいな春先のいい天気の日にはミウは一間半の掃き出し窓に寝そべって気持ちよさそうに日向ぼっこをして眠っている。