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僕のとなり
第3章 バイト
またしても、僕のお尻に軽くタッチしてくる。
僕はそれを無視して10番テーブルに料理を運んだ。
そしてまた例の男性客の席の横を通り過ぎようとした時だ。
僕はその男性客に呼び止められた。
「ご注文ですか?」
「いや、注文じゃない。今夜仕事が終わった後空いているかい?」
「何故ですか?」
「俺と一緒に外で飲まないか?」
僕はこれを聞くと嫌悪感を抱いてしまった。
僕は毅然として答えた。
「いえ、結構です。まだ仕事中ですから失礼します」
「そんな、冷たい事言うなよ、俺は客だぞ!!」
「お客様のお願いでもそれはできません…諦めてください」
「別に、一緒に外で飲むくらいいいじゃないかっ!!」
尚も男性客は食い下がってくる。
その、お客は僕の手を引っ張って自分の膝に座らせようとした。
僕はそれに抵抗した。
それでも、その男性客の力の方が強くて僕はその男に囚われてしまう。
その時だった。
僕の後ろの方から男性の声が聞こえてきたのだ。
「いい加減、やめたらどうですか、嫌がってるじゃないですか!!」
そう言うと、その男性は僕に絡んでくる男の腕を取りねじ伏せた。
男は、それをされると怒ったようにこう言ったのだ。