この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のとなり
第4章 アパート
アパートに行く道すがら、一軒のコンビニを見つけてそこに入った。
「薫くんは何飲む?」
「僕ですか?ビールでいいですよ…」
「つまみは何にする?」
「おつまみですか?柿ピーとか、アタリメでいんじゃないですか?」
「お前、意外と酒飲みのツマミ選ぶんだな?」
そう言うと森山さんは笑うのだった。
僕は正直、余りお酒は強い方ではない。
そこそこ飲める程度なのだ。
深酒はしたことがなかった。
でも、何故かおつまみは大酒飲みが飲むような物を選んでしまう。
料理が好きだと言うのも影響しているのかも知れなかった。
コンビニに寄ってビールを買い、おつまみを買ってからまた歩き出した。
森山さんのアパートはコンビニから直ぐのところにあった。
アパートは2階建てで森山さんの自宅は205号室だった。
暗い階段を上ってゆく。
階段を上ると外廊下に出た。
そこは明るく電灯が付いていた。
205号室の前に来て森山さんが部屋の鍵を開けた。
“カチャリ”と音がして部屋の鍵が開く音がする。
扉のノブを握り手で引いて扉を開けた。
「さ、入ってくれ…」
「お邪魔しまーす…」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


