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僕のとなり
第4章 アパート
「ちょっと散らかってて悪いな…俺、部屋片づけるの下手なんだよ…」
僕は部屋に入ると余りの散らかりように驚いてしまった。
部屋は6畳が二間にバストイレ別々で4.5畳程のキッチンがあった。
キッチンは玄関を入って直ぐにあった。
そこには食べて使った食器が洗われる事なく無残にもシンクに取り残されていた。
どれも、カピカピに汚れがこびり付いていて洗うのが大変そうに見えた。
部屋は1つ目の6畳の部屋にセミダブルのルベッドとテーブルとテレビが置かれていた。
そのテーブルの上にもカップラーメンの食べた残りとか、煙草の灰皿の吸い殻などが残されていた。
もう一部屋には何故だか分からないけど、ハンガーラックが沢山あって、そこには大量のジャケットや洋服が掛かっていた。
「森山さん、ちょっと片づけませんか?」
「え?別に構わないだろ?」
「いやぁ、せめてテーブルの上の物片づけましょうよ…」
「そ、そうか、やってくれるか?」
「ええ、構いませんよ」
僕は素早くテーブルの上の物を片付け始めた。
煙草の灰皿の吸い殻をゴミ箱に捨てた。
カップラーメンの残りもキッチンに行き全て生ごみの中に捨てる。
ついでに、カピカピになっている食器をキッチンに転がっていた洗面器に入れて水に付け置きをしておいた。
「森山さん、ふきんあります?」
「ふきん?そんなもんは無いけどタオルならある…」