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僕のとなり
第5章 日曜日
僕は言葉を濁した。
それを見て、加藤さんは心配そうにしている。
「この後、加藤さん、時間ありますか?」
「この後?別に用事はないけど、なんでだい?」
「ちょっと、相談したいことがあるんですけど、いいですか?」
「相談かい?構わないよ…」
「ありがとうございます。じゃ、駅前の上嶋珈琲店で話しませんか?」
「いいよ、じゃ、お茶会が終わったら行こうか?」
「はい、よろしくお願いします」
僕はこう話すと母、佳代子にこう話した。
「母さん、この後、ちょっと加藤さんとお茶して帰るからひとりで帰ってくれない?」
「あら、そうなの?ゆっくりしてらっしゃい…」
佳代子は加藤さんとは仲が良かった。
その加藤さんとお茶に行くのには何も問題なかった。
僕は、真央との関係も相談したかったのだが、優真の事も気になっていたのだ。
お茶会が終わると加藤さんと僕は教会を後にした。