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僕のとなり
第5章 日曜日
僕と加藤さんは教会を後にすると長いダラダラ坂を下って歩き始めた。
帰りは楽チンだった。
この坂道は何度歩いても上り坂は息が切れてしまう。
本当にゆっくりと歩かないと上りきることはできなかった。
帰りは下り坂なので時間もそんなに掛からなかった。
坂道を下りながらお喋りをした。
「薫くん、今日の、牧師先生のお説教は良かったと思わないかい?」
「ええ、僕にも理解できましたよ…」
「いつもは、ちょっと難しいからね」
「そうですね、僕はいつも居眠りばかりで困っちゃいますよ…」
そう言うと僕は笑った。
加藤さんもそれを聞くと同じく笑って見せるのだ。
上嶋珈琲店は駅前にあった。
店に入ると珈琲の良い香りが僕たちを包んでくれた。
「薫くんは何にする?」
「僕ですか?僕はちょっと甘いのが飲みたいからカフェオレにします」
「そうかい、僕はブレンドにしようかな」
「ブレンドなんて大人ですね…」
加藤さんは僕の分のカフェラテと自分のブレンドを注文してくれた。
支払いは加藤さんがしてくれたのだ。
「加藤さん、珈琲ご馳走になっちゃって済みません…」
「別にいいさ、薫くんは僕の弟みたいな感じだからね…」
帰りは楽チンだった。
この坂道は何度歩いても上り坂は息が切れてしまう。
本当にゆっくりと歩かないと上りきることはできなかった。
帰りは下り坂なので時間もそんなに掛からなかった。
坂道を下りながらお喋りをした。
「薫くん、今日の、牧師先生のお説教は良かったと思わないかい?」
「ええ、僕にも理解できましたよ…」
「いつもは、ちょっと難しいからね」
「そうですね、僕はいつも居眠りばかりで困っちゃいますよ…」
そう言うと僕は笑った。
加藤さんもそれを聞くと同じく笑って見せるのだ。
上嶋珈琲店は駅前にあった。
店に入ると珈琲の良い香りが僕たちを包んでくれた。
「薫くんは何にする?」
「僕ですか?僕はちょっと甘いのが飲みたいからカフェオレにします」
「そうかい、僕はブレンドにしようかな」
「ブレンドなんて大人ですね…」
加藤さんは僕の分のカフェラテと自分のブレンドを注文してくれた。
支払いは加藤さんがしてくれたのだ。
「加藤さん、珈琲ご馳走になっちゃって済みません…」
「別にいいさ、薫くんは僕の弟みたいな感じだからね…」