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僕のとなり
第6章 キス

持ってきた雑巾でテーブルを拭いた。
今回も真っ白な雑巾は黒く染まった。

ベッドの上にはちょっと濡れたバスタオルなどが置いてある。
それを、洗濯籠に入れた。

そして、ベッドメイクをして綺麗にしてゆく。
これで、ベッドは綺麗になった。

「優真、掃除機ある?」
「あぁ、一応あるけど…」

「どこにあるの?」
「隣の部屋の隅にあるよ…」

掃除機は隣のハンガーラックが沢山置いてある部屋の隅にあった。
僕はすかさずそれを出すと掃除機をかけ始めた。

“ウィーン”と言う音がして掃除機が畳の床に落ちているゴミを吸い取ってくれる。
その間、優真は居場所がないらしく、キッチンの隅に移動して煙草をくゆらせ立っていた。

僕は一心不乱に掃除機を掛けた。
みるみるうちに部屋は綺麗になっていった。

掃除機を掛け終わると部屋は見違える様に綺麗になった。
後は、ゴミ箱のゴミを最後に纏めてゴミ袋に捨てた。

「もう、いいよ、部屋に入って来ても…」
「わ、悪いな、掃除までしてもらって…」

「いいよ、僕掃除好きだから」
「そうか、ありがとうな…」

「うん、気にしないで…」
「何か、部屋が綺麗になると気持ちいいなぁ…」

そう言うと優真は大きく手を広げると背伸びをするように身体を伸ばした。
僕はその姿を見ると何となく嬉しくなるのを隠せなかった。

キッチンに行くと洗い物が溜まっていた。
それを給湯器で湯を出してひとつひとつ洗ってゆく。

僕は洗い物も余り苦にはならなかった。
それは、バイトのせいかも知れない。

「じゃ、酒のつまみを作るよ…」
「悪いな、つまみまで作らせて…」

「いいよ、僕、料理も好きだから…」

そう言うと僕は冷蔵庫を開けて食材を取り出した。

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