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僕のとなり
第9章 発覚
「本当に心配したのよ、これからは泊まるならちゃんと言って頂戴ね…早く着替えて寝なさい…」
「うん、分かったよ…」
佳代子はそれを聞くと安心したように寝室に戻っていった。
僕は階段を上り2階にある自分の部屋に行った。
扉を開けて部屋の灯りを付け、ベッドが置いてある部屋に入って行くと、バッグを部屋の中に投げ捨ててベッドへと倒れ込んだ。
ジーンズのポケットからスマホを取り出した。
優真にLINEをする。
「今、家に着いたよ…今日はありがとう、愉しかった…」
「無事に着いて良かった、俺も愉しかった…」
こんなLINEのやり取りをしていると、とても幸せを感じてしまう。
僕は着替えを済ますとベッドへと潜り込むと、深い眠りの森へと落ちて行った。
翌朝、僕はとても気持ち良く目が覚めた。
今まで心の中にあったモヤモヤが一気に晴れていくようだった。
それから、1週間くらいが過ぎて行った。
優真とは毎日LINEで連絡を取り合っている。
僕はとても幸せを感じていた。
そんな幸せな気分に浸っていた時だ。
僕のスマホのLINEに教会の中村牧師から連絡が来たのだ。
始め、何の用事かと思ってそれを読んでみた。
「近いうちに教会に来られますか?ちょっと話したいことがあるので…」
僕に話しってなんだろう。