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好きになったら止まらないっ!
第1章 私の王子様
息苦しくなり、唇を離すと、銀の糸が垂れ、プツリと切れた。潤んだ瞳に荒い息。愛し合った末に半開きになった口元には、淫らな糸くずがゆっくり伸びていく。扇情的な司の姿に、六花はたまらず吐息を零す。
「もっとしても、いいですか?」
「今更、聞かないでよ……」
司は耳まで椿のように染まり、そっぽを向く。同時に、無防備で美しい首筋が差し出される。
六花は首筋を優しく喰むと、今まで読んできた官能小説や漫画を思い出しながら、吸い付いた。
「んっ、あぁ……!」
どこか苦しげな甘い声に、背筋が粟立つ。もっと責め立てて、堕としてしまいたい。六花は何度も司の首筋に吸い付き、自分のものだという印を刻んでいく。その度に司が甘い声を出すものだから、下着の中がぐっしょり濡れてしまった。
「司さん、カワイイ」
頬にキスを落として起き上がると、服を脱ぎ捨て、再び司に覆いかぶさる。今度は赤くなった耳に舌を這わせ、息を吹きかける。
「あ、んんっ……、ひゃんっ!?」
自分の舌の動きや息に合わせ、体を小刻みに震わせる司が、たまらなく愛しい。可愛くて可愛くて仕方ない。初めての性体験で、相手を焦らす余裕などなく、司の服に手をかける。
すでにボタンが外れたベストやワイシャツを大きくはだけさせ、デコルテから胸へ、指を這わせていく。指先は胸に近づく度に、司の口からは熱い吐息と声にならない声が零れ落ち、六花を濡らす。
「あ、フロントホックなんですね」
ホックを外してブラをはだけさせると、薄桃色の小さな果実が、物欲しそうにぷっくりしている。
「司さんの乳首、美味しそう。それに、可愛い色」
片方を口に含み、唾液の海に泳がせる。もう片方を人差し指と親指で優しくつまみ上げると、司は戸惑いが混じった声を上げ、小さく体を跳ねさせる。それが嬉しくて、面白くて、強めに吸い上げた。
「んああぁっ!?」
体を仰け反らせ、シーツを強く握りしめる。下では、足を擦り合わせる気配もした。年上で自分より完成度の高い人間を組み敷く快感に、六花は完全に酔いしれた。
もっと責めたい。もっと鳴かせたい。そんな欲が、六花の中で際限なく膨らんでいく。
「もっとしても、いいですか?」
「今更、聞かないでよ……」
司は耳まで椿のように染まり、そっぽを向く。同時に、無防備で美しい首筋が差し出される。
六花は首筋を優しく喰むと、今まで読んできた官能小説や漫画を思い出しながら、吸い付いた。
「んっ、あぁ……!」
どこか苦しげな甘い声に、背筋が粟立つ。もっと責め立てて、堕としてしまいたい。六花は何度も司の首筋に吸い付き、自分のものだという印を刻んでいく。その度に司が甘い声を出すものだから、下着の中がぐっしょり濡れてしまった。
「司さん、カワイイ」
頬にキスを落として起き上がると、服を脱ぎ捨て、再び司に覆いかぶさる。今度は赤くなった耳に舌を這わせ、息を吹きかける。
「あ、んんっ……、ひゃんっ!?」
自分の舌の動きや息に合わせ、体を小刻みに震わせる司が、たまらなく愛しい。可愛くて可愛くて仕方ない。初めての性体験で、相手を焦らす余裕などなく、司の服に手をかける。
すでにボタンが外れたベストやワイシャツを大きくはだけさせ、デコルテから胸へ、指を這わせていく。指先は胸に近づく度に、司の口からは熱い吐息と声にならない声が零れ落ち、六花を濡らす。
「あ、フロントホックなんですね」
ホックを外してブラをはだけさせると、薄桃色の小さな果実が、物欲しそうにぷっくりしている。
「司さんの乳首、美味しそう。それに、可愛い色」
片方を口に含み、唾液の海に泳がせる。もう片方を人差し指と親指で優しくつまみ上げると、司は戸惑いが混じった声を上げ、小さく体を跳ねさせる。それが嬉しくて、面白くて、強めに吸い上げた。
「んああぁっ!?」
体を仰け反らせ、シーツを強く握りしめる。下では、足を擦り合わせる気配もした。年上で自分より完成度の高い人間を組み敷く快感に、六花は完全に酔いしれた。
もっと責めたい。もっと鳴かせたい。そんな欲が、六花の中で際限なく膨らんでいく。