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君とセカンドラブ
第13章 筆下ろしのお手伝い

夕食はカレーを作って食べた。
ガキどもが作るカレーはそんなに美味しくなかったけど「ジュース飲むか?」とか、「寒くないか?」等と下僕のように扱われるのではないかと思っていただけに、本当は心根の優しい男たちなのだと、それこそ明日香を女王様のように扱ってくれた。

この女が筆下ろしの相手をしてくれるんだという下心からだったけど、明日香には男たちの下心が見えなかった。

夜も更けて、花火遊びをしていた親子連れなどもテントの中に入って静寂が訪れた。

「なあ…俺たちもそろそろ…」

遊びの時間はこれでおしまいにして
そろそろ男と女の戯れを始めようぜと
痺れを切らして誰かがそう言った。

「よしっ!それじゃあ、たっぷりと可愛がってやるかな」

まずは俺からだと
霧島に手を引かれてテントに引きずり込まれた。
「なるべく早く済ませてくれよ」と
残りの男の子たちは準備しておくからと
海水パンツの中に手を入れて股間を揉み始めた。

囃し立てる他のメンバーに比べて
テントの中に入った霧島は寡黙だった。
始めて女を抱くという緊張感でガチガチになっていたのだ。

『案外と初心(うぶ)なのね』

こうなると遼太とやりまくっている明日香の方が優勢だった。
複数プレイは未経験だっただけに
こうして順番に相手をしてゆけるのなら
なんとか乗り越えれそうな気がした。


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