この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君とセカンドラブ
第14章 招かざる客

慌ただしく準備をして
父の誠一、継母の葵、そして明日香の三人が家を飛び出して行った。
父の誠一からは「父さんの顔を立てるつもりで葬儀だけでも顔を出してくれないか」と頼まれたので
「仕方ないなあ…じゃあ、葬儀時間と場所が決まったら連絡してよ」と一応社交辞令のように返答した。

『僕なんか行っても仕方ないだろ』

だって、葵さんの親戚関係なんて誰も知らないし、
いちいち挨拶するのも面倒だから、行くと返答したもののすっぽかすつもりだった。

さて、今夜は久しぶりにピザでもデリバリーするかな…
ピザ屋のホームページから
どのピザにしようかと悩んでいると
部屋のインターホンが鳴った。

『忘れ物かな?』

いやいや、そんなはずはない。
父たちならわざわざインターホンを鳴らさずとも
鍵を持っているんだからさっさと鍵を開けて入ってくるだろう。

「よっこいせ」

遼太は重い腰をあげてインターホンの応答ボタンを押した。

『すいません…こちら、椎名さん…椎名誠一さんのお宅で間違いないでしょうか?』

標準語を使いなれていないのか、
少しばかりイントネーションが変だった。

「ええ、そうですけど…
あの…どちら様ですか?」

『誠一さんに星羅が来たと言ってもらえればわかると思います。秋田の星羅です』

せいら?変わった名字だな…
どんな字を書くんだ?
いや、それとも姓ではなくて名前かな?

インターホンの画面に映る「せいら」と名乗る女性は、秋田から来たと言っているだけあって、明日香のように透き通るような肌が印象的だった。

/291ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ