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君とセカンドラブ
第14章 招かざる客
遼太は今すぐにでもラブホテルに飛び込みたい気分だったが、
星羅に東京見物をプレゼントしたので
財布の中身が乏しかった。
「僕、今、持ち合わせが…
だから家に帰って僕の部屋で…」
情けない話だと遼太は恥を忍んで白状した。
「ごめんね…高校生の君に散財させちゃったものね…
でも、お宅に帰る時間さえ惜しいのよ
ここは、今日のお礼だから私に任せて…」
ラブホテル代を女に支払わせるなんて
そんな格好の悪い事は出来ないと渋る遼太を
いいから、いいからと強引に腕を引っ張って星羅は遼太をラブホテルに連れ込んだ。
星羅は部屋のタッチパネルを見て
「あ、この部屋にはエアマットがあるわ!
この部屋にしましょ!
あなたにソープランド体験させてあげる」と
有無を言わせずにその部屋を選んで勝手知ったる場所のようにどんどんと奥へ進んだ。
もちろん、遼太にしてみれば始めてのラブホテル体験なので、強壮剤をがぶ飲みしたにも関わらず
自慢の股間のモノが萎縮していた。
部屋へ入るや否や
星羅は遼太の前に正座して
「本日はご指名いただきありがとうございます」と
三つ指をついてお辞儀した。
『えっ?マジでソープランドごっこしてくれるんだ…』
こんな風に客を出迎えるんだなあと
遼太は目を白黒させた。