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君とセカンドラブ
第16章 生きる喜び
「葵さん、全身がほんのりと染まってきたね」
いきなり抱きしめ首筋にキス。
『ああ~なによ。この快感は何よ。
首筋に唇が触れただけなのに、全身が刺激されるわ』
不謹慎だとわかっているのに、
葵は遼太の唇の愛撫に蕩けてゆく。
遼太の唇は徐々に下がりブラウスのボタンが外されて豊満なデコルテの谷間に舌を這わす。
「ね、これも供養だからさ
葵が愛されているのを見せてあげないと」
ブラウスを脱がされて
あっという間にブラジャーが外された。
こぼれ出た乳房を揉みながら
遼太の舌が乳首の周りで遊ぶ。
「葵さん、すごい勃起だよ。
ここまでカチカチの乳首を僕は初めて見たよ。
感じているんだね?」
「ハァハァ、嘘よ。私それほど淫乱じゃないわ」
遼太は「そうかなあ?淫乱だと思うけどね」と
4本の指で固く勃起した乳首を摘み始めた。
まるでピアノを弾くように
小指から順に人差し指まで移動させ逆に戻ってくるのを繰り返した。
あまりの快感に、つい甘いうめき声を漏らしてしまいそうになる。
乳首が口に含まれ、舌で転がされた時、
ついに「ア~ン」と聞こえる喜びの声を出してしまった。
はしたないと葵は大急ぎで口を押えたが、
遼太はにっこりとほほ笑んで「いい子だねえ」と、まるで幼子をあやすかのように『よしよし』という風に頭を撫でてくれる。
『気づかれちゃった…
私が感じている事に気付かれてしまった。
なによその満足げな表情は…
あなたの愛撫のせいじゃないわよ。
この部屋のせいよ』
母の暮らしていた部屋で
義理とは言え息子といけないことをしているという背徳感がいつにも増して葵を淫らに変えてゆく。
遼太の唇は勿論、
指先からも触れ合う肌からさえも
快感が葵の体に染み込んでゆく。
それも今までに感じた事の無い程に強烈で
甘い快感であった。
『あっ!太ももの内側を愛撫していた手が
あそこに伸びてきたわ。
ダメ!絶対にダメ!触っちゃっダメ』
葵は必死で遼太を突き飛ばした。
今の股間の状態がどうなっているのか葵には分かっていた。
不謹慎だと思えば思うほどびしょびしょになってゆく。
今、そこを触られたら正真正銘の淫乱になってしまう。だからこそ絶対に触らせたくないと思った。