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君とセカンドラブ
第17章 親子だけど親子じゃないよ
明日香は目をつむったまま、動かなくなった。
誠一は明日香の背に腕を回して
片手で器用にブラジャーのホックを外してあげた。
こぼれ出る乳房を手で隠して
恥ずかしそうに後ろを向いた。
ほら、パンツも脱がなきゃ。
誠一の指がショーツの腰ゴムを捉えて
まるで果実の皮を剥くようにペロンとショーツを脱がす。
誠一の目にはいやらしさの欠片もなかった。
我が娘と思って慈しむ菩薩のような眼差しをしていた。
「さ、風呂に入ろう」
さりげなく誠一は明日香の肩を抱いた。
「ほら、こんなにも冷えているじゃないか」
さあ、早く温まろうとバスルームに連れ込む。
誠一と違って明日香は
薄目を開いて、なにも隠さずに堂々としている誠一の全身をしっかりと目に焼き付けた。
雨に打たれてずぶ濡れになった股間の男性シンボルは、情けないほどに萎んで縮こまっている。
『風呂で温まろうなんて上手い口実で私のヌードを見て欲情しているのかと思ったわ』
義理の父親を色眼鏡で見てしまった自分を明日香は恥じた。
お湯はバスタブに半分ほどしか溜まっていないけれど、二人がバスタブに飛び込むとちょうどの湯量になった。
「ああ…生き返るねえ」
体が温まると誠一の心に余裕ができて
視線を湯の中に向けて明日香の裸を少しだけ堪能した。
『ほう…やはり体毛もブロンドなんだな…』
明日香の股間には日本人の黒々とした陰毛を見慣れているせいか、明日香の股間の陰毛は、まるで産毛程度のように感じる。
それはまるで、生え始めのまま成長を止めてしまったかのようなブロンドの毛がほんのお飾り程度にしかないように見える。